Cardanoとは何者でしょうか?4つの軸で分析します。
時系列+チーム軸
IOHK・Emurgo・Cardano財団を中心に、「いままで」と「これから」を簡潔に、ただし可能な限り詳細に、そしてフラットに(Cardanoの過去の失態も含め)示します。
保有者+方向性軸
ADA保有者の割合と大量に保有しているIOHK・Emurgo・Cardano財団のADA使途を確認します。
仕組み+設計図軸
Cardanoプロジェクトの仕組みを難しすぎず、ただし、浅すぎない説明にチャレンジします。
用語集+背景集軸
Ouroboros、Shelley、ADA等の用語にはすべて意味が込められています。元の人物の実際の発言や詩を紹介しながら、楽しくその真意に迫ります。

・CharlesHoskinson率いる開発研究のIOHK
・CharlesHoskinson率いる開発研究のIOHK
・児玉健率いる商業化のEmurgo
・Nathan Kaiser率いるブランドコミュニティ拡大のCardanoFoundation
を中心(特にCharlesHoskinson)とした、歴史と予定です。

1987
・11/5CharlesHoskinson (Cardano開発組織のIOHK創業者)(以降CH)-ハワイのマウイ育ち
1997
・CH、コロラド州へ。(アメリカ中部)ボルダーのすぐ外。
2003
・CH、15歳で中等教育終了(夏に勉強)
CH、高校終わりまで家で修学
CH、外科医になると思っていたが情熱を失う(父、兄弟、祖父が医師)
・CH、政治活動に参加するが政府の腐敗廃絶は無理だと確信し、経済に興味が移る
・2004:Rippleプロトコル考案・発表
2008— 2010
・CH、コロラド大学ボルダー校(12人ノーベル賞、20人宇宙飛行士、モンゴルやリベリアの大統領、連邦最高裁判所判事、連邦議会議員排出。姉妹校が千葉工業大学。)解析的数論、数学、暗号化。
JeremyWood (IOHK創業者)、来日。
・2008:Satoshi Nakamotoがビットコインに関する論文を公開
・2009:BTCの最初のブロックが誕生
・2010:5/22BTCでピザが購入される・Mt.Gox開始
2011
・CH、大学卒業後、ソフトウェア開発者/コンサルタント。同時に、金融政策/通貨の本を読み込む。CPUとGPUを使用した暗号のマイニングを調査、暗号通貨に触れる。
・BTCバブルでBTCが30倍ほどに。Mt.Goxハッキング
・XRP、コンセンサスアレゴリズム考案
2012
・CH、キプロス危機よりBitcoinが注目され、専門的に暗号通貨研究。
・BTC初の半減期
・XRPの前身、XNS発行
・XRP、RippleプロジェクトについてRyanFuggeがChrisLarseへ譲渡
2013
・CH、5月The Bitcoin Education ProjectやCryptocurrency Research Groupなどで、暗号通貨の認識を広め、約84,000人の学生を含むブロックチェーンUdemyクラス担当。中国の起業家リーシァオライ(EOS・Bitfinex・Tether関係者)に500,000ドルの資金でステーブルコインを作るため近づく。
・
CH、7-10月Invictus Innovationsの革新共同設立者兼代理。BitSharesの作成者であるDan Larimerと仕事。
・CH、12月- 2014年5月;Vitalik Buterinのホワイトペーパー(Vitalik19歳)を読んだ後、アンソニー・ディ・イオリオに会い、Ethereum NetworkのCEO・Vitalik Buterinと他6人のCEO /共同設立者
Ethereum、営利団体ーCrypto Google(アンソニー;個人財産で活動してたため。
・CH、ベンチャーキャピタル活用したかった)か、非営利財団ーCrypto Mozilla(Vitalik)かで対立
JeremyWood、関西でBitcoinミートアップ、年末にEthereumへ参加し運営を行う。
・BTCシルクロード逮捕、BTCさらにバブル(12万円ほどへ)、中国のBTC禁止、ATM誕生
2014
・CH、TEDでスピーチ
CH、年末-2015年年始;大阪でEthで一緒に仕事をしたJeremyWoodとビジネスアイデアを話し合う。
・BTCーGoxが閉鎖、取引所が次々設立、BTC決済広がる。Ghasi.ioのハッシュレートが51%を超える。
・ETHー7月にICO
2015
・2月10日;CHとJeremyWood、Cardano財団、設立(「ブランド保護・コミュニティ育成等」を担う)
・6月1日;IOHK(Input Output Hong Kong)、設立(「開発研究」を担う)
・9-12月ADA、セール(ターゲット:日本)”
・BTCーハッキング、逮捕等が続く。フォークもたびたび起こる。
・ETHー5月にテストネット、7−8月にメインネット。
2016
・1月〜4月ADA、セール(ターゲット:日本)
・8月〜9月ADA、セール(ターゲット:アジア)
・9月13日;Cardano財団、法人化(4人のメンバーで構成され、Michael Parsonsが議長)
・9月13日;Cardano、開発開始
・11月、「Ouroboros: A Provably Secure Proof-of-Stake Blockchain Protocol」論文公開
・11月〜2017年1月ADA、セール(ターゲット:全世界)
・BTCーハッキングや決済導入が続く。2回目の半減期。
・ETHー3月に安定ばんがリリースし10倍ほどに。4−5月にDAOのICO。6月にDAOハッキング事件。ETCが分裂。
2017
・AggelosKiayias教授、IOHKとEdinburgh大学との長期コンサルティング契約を通じて最高研究責任者としてIOHKに入社(3人の役員の1人)
Philip Sadler教授(Edinburgh大学-高速で堅牢な言語Plutus研究者)・Elias Koutsoupias教授(Oxford大学-ゲーム理論に基づく安全で自然に分散化される報酬スキーム研究)
・Emilios Avgouleas教授(Edinburgh大学-金融・国際銀行法)(4人の上級研究員の3人)
・Bourbaki(Rustチーム・CAMBRIDGE大学・jormungandr)のVincent Hanquez参加
・
3月1日;Cardano、テストネット0.3
・6月;「Ouroboros Praos: An adaptively-secure, semi-synchronous proof-of-stake protocol」論文公開
・6月;Emurgo設立(児玉健CEO、「商業化」を担う)
・7月7日;Cardano、テストネット0.5
・9月29日;Byron、リリース(=メインネット)
・10月2日;ADA、Bittrex上場
・11月1日;ロードマップ公開
・11月7日;スペインホテル「Hotel Ginebra Barcelona」、ADA決済導入(世界初)
・11月20日;韓国UPbit、ウォン取引開始(初のフィアットマーケット)
・12月20日;ギリシャ国立研究ネットワークGRNET、大学学位証明にCardano Enterprise採用を発表。(Cardano Enterprise初のユースケース)
・12月23日;大阪「ふくろうのすばこ」カルダノ財団立会いADA決済(初)
12月;「A Treasury System for Cryptocurrencies: Enabling Better Collaborative Intelligence」論文公開
・BTCー再びバブル。日本での規制明確化、8月にBCH誕生。Segwit有効化。12月には最高値235万円に。CME先物取引開始。
・ETHー10月にスマコンが一般人でも利用可能に。プライバシー保護も強化。
・XRP、RippleプロジェクトについてChrisLarseが会長へBradGarlinghouseがCEOに。
・EOS、ホワイトペーパー公開、6月にICO、18時間で16億円集める
・EOSのDan Larimer、OuroborosはEOSの劣化コピーと主張また、作業証明のベンチマーキングも適切でないと主張
・CH、EOSのDan Larimerは誤りと反論
2018
・Alexander Russell教授( Connecticut大学ー分散PC研究、Ouroborosやシェーディングの論文に関与)
Bourbaki(Rustチーム・CAMBRIDGE大学・jormungandr)のNicolas Di Prima参加
・Quviq、Tweag、Runtime Verificationなどの企業と開発提携
1月
・リスボンで社内全体会議
・BTCーCoinCheckハッキング。下落トレンド開始。
4月
・「Stake-Bleeding Attacks on Proof-of-Stake Blockchains」論文公開
5月
・エチオピア政府MoU締結
KEVMソフトウェアテストネット開始
・Emurgo、シンガポールに設立(児玉健CEO)し、日本に設立されていた会社はEmurgoJapanに。
6月
・JeffPollack、最高財務責任者としてIOHKに入社(3人の役員の1人)
IOHK、Googleロンドンオフィス訪問
・EOS、メインネット
7月
・IELEテストネット開始
8月
・「Reward Sharing Schemes for Stake Pools」「Marlowe: financial contracts on blockchain」「Account Management and Stake Pools in Proof of Stake Ledgers」論文公開
Icarusリリース(ライトウォレットが作成できるように)
9月
・IOHK、ドイツのレーゲンスブルクで4日間Haskellコース開催
10月
・「Ouroboros Genesis: Composable Proof-of-Stake Blockchains with Dynamic Availability」「Ouroboros-BFT: A Simple Byzantine Fault Tolerant Consensus Protocol」「The Combinatorics of the Longest-Chain Rule: Linear Consistency for Proof-of-Stake Blockchains」論文公開
・
IOHKとEmurgoがCardano Fandation議長Michael Parsonsの不備について公開書面を出す。この不備についてコミュニティで以前から活発に取り上げられていた(FP監査への無駄な資金、IOHKの活動の妨害、Michael Parsonsのほぼ独裁的な評議会の状況、活動が不透明かつほぼ成果がない)
・Emurgo、Yoroiリリース(ライトウォレット)
・Emurgo、SOSVとアクセラレーターdLAB;;emurgoを発表
11月
・「Parallel Chains: Improving Throughput and Latency of Blockchain Protocols via Parallel Composition」「Ouroboros Crypsinous: Privacy-Preserving Proof-of-Stake」論文公開
・
Nathan Kaiser、法律顧問としてIOHKに入社(3人の役員の1人)
・BCHがBSVに分裂。価格は60万円まで下がる。
12月
・PlutusFest開催
・Cardano Fandationについて、①
Nathan Kaiser(IOHK法律顧問)が議長に就任②Manmeet Singh氏(Emurgo最高投資責任者) ・Domino Burki氏(Du Lac Capital Ltdの運営パートナー)が評議員に就任。
・Emurgo、メタップスプラスでADAクリプトカード発行
2019
1月
・「Proof-of-Stake Sidechains」論文公開
・Emurgo、大手デジタル投資銀行Y2Xと戦略投資、長期パートナーシップ
・Emurgo Academy IndiaCEOVenkatesan Ellappan就任。
2月
・「Sonic: Zero-Knowledge SNARKs from Linear-Size Universal and Updateable Structured Reference Strings」論文公開
・Emurgo、インドでのブロックチェーン教育ビジネススタート
3月
・「Decreasing Security Threshold Against Double Spend Attack in Networks with Slow Synchronization」論文公開
4月
・Shelley-Formal specifications(正式仕様)が完成
MiamiでIOHK Summit開催・Atala発表
・Emurgo、エクスプローラSeizaをリリース
・Emurgo、Public Chain Technology Allianceに加盟
5月
・Mongoliaの政府とMOU
・Emurgo、焼肉たむらでADA決済導入
6月
・Shelleyセルフノードテストネット
ジョージア州政府/大学とのパートナーシップ
・Emurgo、デジタル資産活用のためのChamber of Digital Commerceに参加
・EmurgoJapan吉田洋介CEOに。
7月
・Smart contract hackathon and meetup in Tel Avivイスラエルミートアップ
・Emurgo、ステーブルコインより現代の貧困問題を解決するBinanceサポート
8月
・「Ouroboros Chronos: Permissionless Clock Synchronization via Proof-of-Stake」「Cryptocurrency Egalitarianism: A Quantitative Approach」論文公開
・Emurgo、韓国政府公認ゲーム業界団体とMOU
9月
・Plutus and Marlowe in the spotlight at WyoHackathon 2019
・ADA上場2周年イベント開催
10月
・IOHK、NewBalanceと、靴の本物偽物識別カード開発
・Cardano Fandation、COT Inetworkと決済関連に関し提携
10月(予定)
・Shelley Rustストレステスト、月末Cardano1.7、Ouroboros Hydra論文
・Emurgo、ドコモ5Gパートナープログラム参加
11月
・CH-32才
12月
・Haskell Nodeのアップデート
2020
・新ホワイトペーパー制定
・RINAネットワーク技術導入
・ETHーPOS移行
1月
・Shelley-Haskellテストネットセルフノード
3月
・Shelley・Goguenメインネット
9月
・Bashoメインネット
12月
・Vortaireメインネット

POSの性質上、ADAの配分を見るのは重要です。

発行上限450億ADA
└7割の310億:流通
└1割の50億:IOHK(24億)Emurgo(20億)Foundation(6億)
└6割の260億:その他
└3割の140億ADA:ステーキング報酬用

大量保有しているIOHKやFoundationの資金利用について声明があります。Emurgoは未確認です。
IOHK資金声明(現在未使用、資金利用時は別途声明を出す)
Foundation声明(現在未使用、資金利用は財団の証書記載の目的に限定)

また、自分ってどれぐらいのレベルのADA保有者なんだろう…というのを見るのに、右のピラミット図は最適です!
目安の1つとして、プレセールのデータも付記しました。Minimumが最低購入額、Midianがプレセール購入ADA数ランキングの真ん中の人の額、Averageが平均ADA購入数。なお、最大購入額は7.8億ADA
例えば、もしあなたが150万ADAを保有していたら…トップ1%でトップ3000人の中に入ってはいますが、プレセール平均購入額には達しないぐらいのリッチさ、ということになります。


上の表はちょっと複雑なのでもっとシンプルにしました。
10%の力を持つ、ADAの取引記録パソコンを持っている人が10人いるとします。
この取引記録パソコンには、3つの機能があります。
・実際の取引帳(Ledger)
・他の9人と通信するWifi(Network)
・自分の持っている力が10%だとか記録帳書き込めるのは誰になるとか計算したりできる頭脳の部分(Concensus)

暗号通貨は一般的に次の3STEPで動きます。

STEP1
左にいる糸人間の私がADAの取引を「Ledger」に書いてください、とお願いします。この10人でそれが「Network」よりすぐ共有されます。

STEP2
Consensus機能でランダムに各々10%の確率記録できる人が選ばれます。今回は田中さんが記録者に選ばれました!

STEP3
田中さんは確認して問題なかったので糸人間の取引を「Ledger」に記録しました。他の9人も問題なければそれを自分の「Ledger」に書き込みます。

さて、この一般的な暗号通貨の仕組みで、最もヤバイことってなんでしょうか?このうち、5人、つまり50%が談合して悪いことをしたらこの仕組みは終わりです。なぜなら、システムの50%以上の決定権を握っている人が悪いことをシステムにしたら、システムは拒否できないからです。なのでこの%をどう決めるのか?が本当に大事なのです。

ADAは%=ADA保有量に応じるとしました。つまり、ADAをたくさんもてば持つほど、ADAの取引を記録するパワーを持つことができ、これは次のようになるので、非常に安全なシステムと言えます。

・ADAを50%以上保有すると悪さができるようになりますが、50%の力を持って悪さをすると、ADAの価値が暴落して、その人自身が大損害を被ると思われます。
・かつ、実際は最終的に0.1%の力を持つ1,000人の取引記録者となるよう設計しており(WhyCardanoの「分散性」のプルダウン参照)50%以上の力を集めて攻撃したい場合、単純に考えると500人の記録者を説得して攻撃に加担させる必要があります。

仕組みがざっくりわかったところで、もっとCardanoを楽しく理解するため、用語の背景を少し紹介します。
Cardano
Cardanoはプロジェクト名ですが、その由来はGerolamo Cardanoという16世紀イタリアの数学者(虚数を見つける、数学を秘術から学問化させる)です。
数学者の他に、医者、ギャンブラー、哲学者、占星術師(占い結果で寿命と出た日に自殺)でもありました。
父親がレオナルドダウィンチの友人です。
ギャンブラーとのあたりが当初Cardanoがオンラインカジノを目指していたところと絡むのかなぁと思います。
一方、「ギャンブラーにとって数学的に最大の利益を生む秘訣は、ギャンブルをしないことである」、と冷静な分析もされているようです…

ADA Lovelace

ADAはCardanoプラットフォームのメイン通貨であり、Lovelaceはその最小単位ですが、その由来はAugusta Ada King, Countess of Lovelaceという19世紀イギリスの数学者で世界初のプログラマ(ただし、ここはADAの師匠のバベッジ説もある)でギャンブラーです。
Shelleyの詩人仲間のByronの一人娘で、バベッジが師匠でした。世界初のプログラマとも言われてますが、実際は、バベッジが指示して書かせている部分もありつつ、ADAが独自に考案している部分もあり、非常に判断が難しいようです。しかし、
「私には、誰とも違う特殊能力があり5感以上のものを感じとれ、更には優れた論理的思考力と集中力も持ち合わせている。例えばだが…音楽のデータを数学的に変換すれば、それを解析エンジンから音楽を奏でることもできるだろう。」
これをコンピュータもプログラムも存在しない時代に、いわばiPodのようなものの登場を予見し、開発していた事実から、奇才っぷりがよくわかります。
ギャンブルによって多額の借金を追い、鬱病により情緒不安定で、痛み止め麻薬も母親から取り上げられ、最後は子宮癌により36歳で死亡するという不遇な面もあります。
次に紹介するByronは、暗号通貨ADAを生み出したフェーズですが、Byron伯爵の一人娘がADAというのはなんとも面白いところです。

Byron
Byronは暗号通貨ADAを生み出したフェーズをいいますが、その由来はGeorge Gordon Byronという、19世紀イギリスの詩人、ADAの父、Shelleyの詩人仲間、政治運動家です。
倦怠・冷笑・知性と言った独特な作風の詩が評価されつつも女性関係で極めて乱れた人物で、そのスタイルが、ADAが当時女性としては少ない数学者PC学者としての道を歩ませる1つの理由になっていたとも言われています。
ADAの父であり、途中でShelleyと合流して旅をする、というあたりが少しCardanoプロジェクトの流れに被っていて面白いですね。
その発言(詩)をいくつかみてみましょう。有名なものもありますし、女性関係が非常に多く偏見だと思えるものもあればちょっと分かるものもあるでしょう。
・事実は小説より奇なり。Truth is always strange, stranger than fiction.
・嘘とは何か。それは変装した真実にすぎない。And, after all, what is a lie? ‘Tis but the truth in masquerade.
・私は人を愛する心が浅いのではない。自然を愛する心が深いのだ。I love not man the less, but Nature more.
・女は初恋では恋人に恋するが、その後は恋に恋する。In her first passion, a woman loves her lover, in all the others all she loves is love.
・男の恋は、その人生とは別のもの。でも女にとっては、それがすべての生き甲斐。Man’s love is of man’s life a thing apart, ‘Tis woman’s whole existence.
・最良なる未来の予言者は、過去なり。The best prophet of the future is the past.
・女性は天使であるが、夫婦生活では悪魔である。Though women are angels, yet wedlock’s the devil.
・友情は愛に成長するかもしれない。だが愛が友情に落ち着くことは決してない。Friendship may, and often does, grow into love, but love never subsides into friendship.
・社会は今、強力な二つの種族から成る。つまり、退屈な連中と退屈させられている連中から。Society is now one polished horde, formed of two mighty tribes, the Bores and Bored.
・愛する女と共に暮らすよりは、愛する女のために死ぬ方がたやすい。It is easier to die for the woman one loves than to live with her.
・すべての悲劇は死によって終わり、すべての喜劇は結婚によって終わる。All tragedies are finished by a death. All comedies are ended by a marriage.

Shelley

ShelleyはCardanoを分散化させるフェーズをいいますが、その由来はPercy Bysshe Shelleyという19世紀イギリスの詩人、Byronの詩人仲間、Voltaireの思想に影響を受けた人物です。
「無神論の必要」という当時から見れば完全なる危険思想のパンフを書いて退学を受ける、アイルランド独立するための政治活動を支援したり、非常に反逆的な生き方をした詩人です。発言(詩)をいくつか紹介します。
・太陽の光が地球を称え、月の光が海にキスをする。私にキスをしないなら、これら全てに一体何の価値があるのだろうか?The sunlight claps the earth, and the moonbeams kiss the sea: what are all these kissings worth, if thou kiss not me?
・深い喜びに酔った。今夜だけは他のワインなど味わえない。I have drunken deep of joy,And I will taste no other wine tonight.
・最も甘い歌は最も悲しい考えだ。Our sweetest songs are those of saddest thought.
・恋人の唇の上で、魂と魂が出会う。Soul meets soul on lovers lips.
・冬来たらば、春遠からじ。If winter comes, can spring be far behind?
・詩人とは、暗闇になかで甘い音色で己の孤独を癒すナイチンゲールなのだ。A poet is a nightingale who sits in darkness and sings to cheer its own solitude with sweet sounds.

Goguen

GoguenはCardanoにスマートコントラクトという計算機が導入されるフェーズですが、その由来は、Joseph Amadee Goguenという20世紀のアメリカの計算機械学者で、チベット仏教徒です。
今まで、Cardano、ADA・Byron・Shelleyとかなりの奇人が並んできましたがGoguenは「言語OBJ・ロジック・ソフトウェア高額・ファジィ理論・代数的意味論・ユーザインターフェース設計・代数的記号論・数学記号哲学・形式手法・関数プログラミング」等、シンプルに多大な貢献が行われました。
多くの結果を出しましたが、その成果を全体としてみると、どうやって、抽象化の上、プログラミングと数学を紐付けるか、を追い求めていたように思います。
形式手法と関数プログラミングはCardanoでも重要な軸ですし、また、Cardanoプロジェクトでは数学という言葉が頻繁に登場します。(Ouroborosは数学的に証明された安全性を持つ…など)
手法や哲学の面でCardanoと深く共通点のある人物と言えるでしょう。

Basho

BashoはCardanoチェーンを高速化させるフェーズですが、その由来は松尾芭蕉という17世期の日本の詩人にあります。
日本中を物凄い速さで旅をして回った、というところも、高速化に関連しているかもしれません。
芭蕉は理想的な詩のあり方を追い求めて、生活スタイルや詩の形を常に進化させ続けました。ShelleyやByronの詩と比べると、ほぼ何も詳しい情報を落としておらず、かつ、一切難しい言葉を使わないながらも深みのあるメッセージがあることが特徴的です。
有名なカエルの詩では水の音が鳴り響くほどの静かな風景と古びて使われなくなったものを目にしたときに感じる侘びを、小学生でも分かる言葉で表現しています。少しそれらを紹介します。
・古池や蛙飛びこむ水の音 (ふるいけや かはづとびこむ みずのおと)
・夏草や兵どもが夢の跡 (なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
・閑さや岩にしみ入る蝉の声 (しずかさや いわにしみいる せみのこえ)
・五月雨をあつめて早し最上川 (さみだれを あつめてはやし もがみがわ)
・荒海や佐渡によこたふ天河 (あらうみや さどによこたう あまのがわ)
・旅に病んで夢は枯野をかけ廻る(たびにやんでゆめはかれのをかけめぐる)

Voltaire

VoltaireはCardanoを永続的に勝手に進化していくシステムにするフェーズで、その由来はFrançois-Marie Arouetという17世期フランスの哲学者でShelleyにも影響を与えました。
非常に激しい人物で、フランス政府を批判する詩を書き投獄され、その後大物作家となるも貴族とトラブルを起こし投獄され、イギリスへ移りイギリスのロックの自由思想とニュートンの科学哲学に影響を受けて「哲学書簡」を執筆すると大ヒットするもフランスに批判的に受け取られ一時逮捕状が出され、フランス宮廷から出禁になる騒ぎになりながらもフランス宮廷へ入ることに成功するがルイ15世とも性格が合わず城を後にし、プロイセンの大王の城へ移るがそこの大王とも合わず出禁となり、居場所がなくなるとスイス国境に移りそこで執筆を続け、最後にはパリで死去する、と、「逮捕」と「出禁」の連続の人物です。
その思想の内容は人間の自由と理性を重じて宗教や政治に争う典型的な啓蒙思想です。反ユダヤ思想や、ロジックに厳密には綻びがある点や、ルソーを執念深く個人攻撃を行っていた等の疑問の残る点はありますが、概して最後まで権力と徹底的に戦ってきた姿は、Vortaire期に、今までマイナーや開発者といった中央権力者が牛耳っていた暗号通貨から進化し、ADA保有者を重視する形に変革するという部分と少し重なります。
また、ギャンブルの仕組みを数学的に逆手にとって5億円を儲けたこともあったそうです。
・私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.
・悪い政府の元で、正しくあることは危険だ。It is dangerous to be right when the government is wrong.
・もし神が存在しないなら、神をつくり出さなくてはならない。If God did not exist, it would be necessary to invent him.
・ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。When it is a question of money, everybody is of the same religion.

Plutus

PlutusはCardanoの開発するスマコンのための言語の1つですが、その由来は紀元前388年のアリストパネスにより執筆された喜劇に登場する、古代ギリシャにおける富の神です。
ゼウスにより盲目にさせられたために、偏見なく富を分配できます。

トラストレスで正確に処理を行うことができるPlutus言語と少し重なります。

Marlowe

MarloweはCardanoの開発するスマコンのための言語の1つですが、その由来はChristopher Marloweという16世期イギリスの詩人・劇作家・スパイです。
貧しい生まれながら奨学金を経て、翻訳・劇作家の道へ進んだ人物ですが、おそらくかなり高い確率でスパイであったために、その思想や人生の空白の期間や最期には謎が多く、どこまでが事実なのか難しい人物です。
ただ、1つ確実であったのは詩人・劇作家としての腕前です。
・いままでに、ひと目惚れしたことのないもので、恋をしたという者がいるだろうか。Who ever loved, that loved not at first sight?
・地上で大笑いするアホが、地獄で咽び泣くFools that will laugh on earth, most weep in hell.

Daedalus/Icarus

Daedalus(左)はCardanoチェーンにおける財布ですが、その由来はギリシャ神話の大工/発明家で、Icarusの父です。Icarus(右)はDaedalusの軽量版財布です。
彼は天才的ですが、同時に人間的でした。アテナイで発明・大工の仕事を行ってましたが弟子がノコギリを発明すると才能を嫉妬して弟子を殺し、追放されます。
ミノス王の島へ逃げ、軍艦や舞台場や迷宮を開発するも、迷宮の秘密を守ためにIcarusと閉じ込められます。
翼を作って逃亡を図るも、Icarusが翼を過信し墜落死してしまいます。Daedalusはコカロス王の元へ逃げます。
ミノス王が居場所を突き止め、コカロス王に引き渡しを要求しますが、コカロス王とDaedalusが逆にミノス王を殺してしまいます。
Icarusは結局テクノロジーを過信して墜落死するのですが、そこは深く考えなくても良いかもしれません…

Ouroboros/Jormungandr

OuroborosはCardanoのPOSシステムの名称ですが、その由来は古代の象徴で自分の尾を噛んで輪になったヘビを図案化したものです。JormguandrはそのRustノード版ですが、その由来はOuroborosの北欧神話版です。
ヘビは脱皮して大きくなり、かつ、長期の飢餓にも耐える姿から死と再生の象徴になっており、そのヘビが自分の尾を食べる姿から、無限性、完全性を象徴しています。これはアステカ、古代中国、古代アメリカ、北欧(Jormguandr)、紀元前1600年の古代エジプト文明、ヒンドゥー教、キリスト教にも広範にみられます。
POSで最も重要かつ困難なことの1つは「ランダムさ」の保証です。ランダムであることってそんなに大変なの?エクセルでもできるくない?と思うかもしれませんが、数式でランダムな値を出している以上、絶対的にランダムに数値を出せるプログラムは存在しません。問題はいかにこのランダムさを誰もが予測できない天文学的なレベルまで引き上げるか?です。その意味ではOuroborosはランダムに引出された前の数値が、さらに次のランダムな数値の生成に組み込まれ、ランダムさがランダムを生み出していくプログラムになっており、その様子が自分の尾を食べる完全性の輪の象徴Ouroborosと重ねられるため、Ouroborosと名付けられました。これはJormguandrも同様です。

Praos

PraosOuroborosの高速化版ですが、その由来は、Freedomの語源で温和で優しいを意味する古代ギリシャ語です。気軽に取引をできるようにという意味合いが込められています。

Genesis

GenesisはOuroborosの安全かつ高速なブーストラップ版ですが、その由来はキリスト教・ユダヤ教の最初の聖典「創世記」です。ブーストラップを支援する意味合いが込められています。

Hydra

HydraはOuroborosの並列処理による高速化版で、その由来はギリシャ神話の怪物で切ってもすぐ生えてくる9−100の首を持ちます。頭をいくつも持ち、並列処理を可能にするという意味が込められています。

最終的に、ヘラクレスに倒され、うみへび座になりました。

Chronos

ChronosはOuroborosの時間のアクセスを分散化版で、その由来はカオスから生じた時間の神です。

Crypsinous

CrypsinousOuroborosのプライバシー強化版で、その由来はギリシャ語で、プライバシーを意識している人を指します。

©️CardanoZ